タンパーは、パイプ喫煙に必須のアイテムです。
スモーキングパイプに煙草の葉を詰めたり、燃焼面を平坦に整える道具で、「コンパニオン」とか、「パイプの友」とも呼ばれます。
このタンパーを日本刀の材料である「玉鋼」を用いて製作いたしました。
■ 商品説明
パイプ喫煙用のタンパーを、日本刀の材料である「玉鋼」を用いて製作いたしました。 製作は、日本刀彫物師の阿加保之。 鉄の程よい重量が絶妙な使用感を生んでいます。 十分な長さがあるので、大きく深いボウルのパイプでも快適に使用していただけます。 正方形断面の各面には、五言絶句の詩句を彫刻いたしました。 滑りにくく持ちやすい角形の断面から、底面の円形へのなだらかな形状変化が機能的で美しいシルエットを生んでいます。 意図的に付けられた美しい錆が表面に落ち着きを与えており、この錆が、まだらな腐食汚れや灰、カーボンの固着を防ぎ、作品の美しさを保ちます。
■ 商品仕様
製品名 | 刀匠が鍛え、日本刀彫物師が彫る! 玉鋼製パイプ喫煙用タンパー「静夜思」 |
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型番 | GAH0002FT |
メーカー | 月光舎 |
製造年 | 2017年 |
外寸法 | 幅8mm × 奥行8mm × 高さ90mm |
製品重量 | 60g |
製作は、まず鉄を鍛えるところから。
たたら製鉄によって砂鉄から取り出された希少な玉鋼を、備前長船の刀匠にお願いして1枚の厚板に鍛錬していただきました。
これを、阿加保之 日本刀彫物師の手により作品の形に作っていきます。
滑りにくく持ちやすい角形の断面から、底面の円形へのなだらかな形状変化が機能的で美しいシルエットです。
研磨された表面には鍛錬による鍛え肌を見ることができます。
表面には、時間をかけて錆付を行っています。
鉄の地肌のままですと、手の脂や水分で腐食し錆汚れが生じます。しかし、あらかじめ錆びを付けておくことでこうした腐食を防ぎ、落ち着きのある美しい表面が維持できるのです。
4面に彫ってあるのは李白の有名な五言絶句「静夜思」。
床前明月光
疑是地上霜
舉頭望明月
低頭思故
(寝床に差す光が、霜のようだ
見上げれば月、俯いて故郷を思う)
1日の終わり、深夜のひととき。静かに月を見上げてパイプを喫するとき、
この詩を思い出してください。